ラーメンの街として一躍、観光地となった佐野市

ラーメン観光客も多数、人口1万人あたりのラーメン店数が日本一の佐野市

 最近では、全国でもご当地ラーメンとして認知度が高まってきている「佐野ラーメン」。佐野には、立地や気候に恵まれた自然と、知名度の高い佐野厄除け大師、佐野プレミアムアウトレットなどの有名観光スポットがあります。
佐野のおすすめ観光スポット»

 そのため、佐野のラーメン店には、地元客はもちろん、栃木・佐野の観光ついでや、佐野ラーメンを食べる目的を観光としたお客さんで賑わっています。佐野のラーメン店では、県外ナンバー(観光客)と思われる車も多く、昼時には長蛇の列を作っている人気店も多いです。佐野市は、東京から自動車で約1時間半という、都心から手頃な場所にあります。東京や関東近郊から 日帰りドライブ気分でも観光に来れるというわけです。また、東京近郊からのゴルフ客が、佐野ラーメンの美味しさを口コミで伝えて、評判を呼んだとも言われています。

 そして佐野市は、人口1万人あたりのラーメン店数が日本一とも言われています。佐野市には、人口12.3万人に対し200軒以上のラーメン店があるそうです。その中には、自信をもって昔ながらの味を継承するマイペースの老舗店が多数存在します。また、新しい店の多くは、独自の工夫を重ねて味を競い合っています。各店舗の技術が切磋琢磨することにより、佐野ラーメン全体の味レベルがどんどん上がっているのでしょう。このようにして、現在も佐野ラーメンが、美味しいご当地ラーメンとして、堂々と存続しているのです。

「ラーメンの街・佐野」として観光客獲得に成功

 昭和63年(1988)には、「佐野ラーメン会」が発足されました。現在77店舗の佐野ラーメン店が加盟しており、店頭にある「佐野ラーメン会」の赤いのぼり旗が目印です。もちろん、加盟店以外でも、個性派や素朴な人気店は多くあります。この頃から、佐野ラーメン会発行のラーメンマップを片手に、ラーメン巡りをする観光客の姿も見かけるようになりました。

 この佐野ラーメン会発足以降、佐野市が打ち出した観光産業が、「ラーメンの街・佐野」です。佐野のラーメン店は、市外県外のイベントに積極的に出店活動するようになりました。テレビ・新聞等マスコミで、佐野ラーメンがPRされだしたのもこの頃です。その結果、当時約100万人の佐野の観光客入れ込み数が、2002年では約263万人となり、「ラーメンの街・佐野」として観光客獲得を成功させています。

 観光振興において重要な役割を果たした佐野ラーメンは、現在では佐野には外すことのできない観光資源のひとつです。そして、佐野市民の重要な食文化として、食卓でも外食でも親しまれ続けています。「ラーメンの街・佐野」で一役を果たしたこの佐野ラーメンとは、どんなラーメンなのでしょうか。
まずは、佐野ラーメンの特徴から見ていってみましょう。

佐野ラーメンの特徴»